
稲盛和夫さんの『生き方』を読み終え、まるで人生の羅針盤を手に入れたような深い感動に包まれました。
この本は、単なる自己啓発書ではありません。稲盛氏が京セラやKDDIを創業し、JALを再建した経験から培われた「人間としてあるべき姿」が、飾り気のない言葉で語られています。特に心に響いたのは、「利他の心」と「感謝の気持ち」の重要性です。
日々の生活の中で、つい自分のことばかり考えてしまいがちな私たちに、他者の幸福を願う心が巡り巡って自分自身の幸福につながるという教えは、目から鱗が落ちるようでした。
また、「考え方×熱意×能力」という人生の方程式には深く頷きました。どんなに能力があっても、ネガティブな考え方や情熱がなければ、何も生み出せない。逆に、たとえ能力が平均的でも、正しい考え方と燃えるような熱意があれば、とてつもない成果を出すことができると。これは、仕事だけでなく、人生におけるあらゆる困難に立ち向かう上での強力な指針となります。
日々の地道な努力を惜しまず、常に心を磨き続けることの大切さも繰り返し述べられています。一見、当たり前のことのように思えるかもしれませんが、それを愚直に実践し続けることの難しさと、それがもたらす途方もない力を本書は教えてくれます。
『生き方』は、私の価値観を根底から揺さぶり、そして再構築してくれる一冊となりました。これからも人生の節目節目で読み返し、自身の「生き方」を問い直すきっかけとしたいです。









